十和田観光電鉄(十和田市)は17、18日、六戸町の十鉄線七百駅などで「とうてつ電車祭り」を開く。鉄路の存廃で揺れるさなか、同社は「沿線住民への感謝の意を込めたイベント。多くの人たちに足を運んでほしい」とPRしている。 今年で4回目。昨年までは十鉄線が開通した1922年9月4日にちなみ同月第1土、日曜に開いていたが、秋祭りや各種催事と重なることが多く、開催日をずらした。 内容を多彩に工夫。17日は鉄道ファン向けの「とうてつ電車大集合」と銘打ち、保有している全ての形式の電車を三沢~十和田市駅間で運行する。普通乗車券や定期券などで乗ることができる。 中でも注目度が高いのは、「M7204」と「M7305」の客車2両。もともと予備車両の扱いのため、実際にお目にかかる機会は少なく、ファンから早くも運行時間の問い合わせが寄せられているという。 18日は七百駅前や車庫で「とうてつ電車感謝祭」を開催