将棋に熱中する親子が増えている。最年少プロ棋士・藤井聡太四段が9歳のときに優勝した「こども大会」では、出場申し込みが去年の約1.5倍になったという。将棋に打ち込むと、思考力がつくだけでなく、藤井四段のような落ち着きも身につくらしい。それは本当なのか。6月24日、金沢市で開かれた大会をのぞいてきた――。 北陸・信越大会には過去最多の小学生が集結 62年ぶりにプロ棋士の最年少記録を塗り替え、デビュー後の快進撃で日本中を熱狂させた藤井聡太四段。連勝が29で途絶えたとはいえ藤井四段の衝撃と、かつて神武以来の天才と呼ばれた加藤一二三九段の引退と相まって、メディアの将棋への関心はしばらく続きそうだ。