ニュージーランド戦は親善試合。メンバー交代は6人枠で行なわれた。いつもの倍だ。ハリルホジッチも試合前、6人すべてを使うと言っていた。メンバー交代が始まった段階でテスト色は強まっていく。その分を差し引いて考える必要がある。 最初に交代のカードを切ったのは日本。後半15分だった。香川真司(out)と小林祐希(in)、大迫勇也(out)と杉本健勇(in)の交代を機に、フレンドリー色(テスト色)は増していった。 それ以降よりそれ以前。真実が潜むとすれば後半15分までの戦いだ。後半15分のスコアは1-1。後半42分に倉田秋がマークした得点は、親善試合という環境で生まれた価値の低いゴールと言うべきである。試合後、反省点を挙げながらも、「勝利してよかった」と、倉田のゴールに救いを求めたハリルホジッチだが、それは楽観的過ぎるというべきだろう。 日本を格上とリスペクトしすぎたのか、ニュージーランドは立ち上が