オリンパス第三者委員会調査報告書を読んで 本日(12月6日)、オリンパスの第三者委員会の調査報告書が、オリンパスを通じて開示されました。 どうでもいいことから書きますと、第三者委員会の調査報告書の中には社内外の関与者の実名も、将来の捜査のための重要情報も含まれている可能性があるため、そのまま開示することに問題があると思うのですが、受け取ったオリンパスの判断で(というか、よく考えずに)全文を開示したようです。 せっかくなので全部(200頁近くもありました)読んで、気の付いたところを書きます。 まず、不正な会計処理で隠していた損失合計1177億円に対して、これを含めて損失の解消に使った費用が1348億円とされています。 つまり、損失隠しにかかった費用が171億円もあるということです。この中には本当に必要な法務費用などや、ジャイラス買収に際して本当のアドバイザー(特定されていませんがワッサースタ