「はい、わが家では確かに私がヒートアップし、夫のほうが冷静でした」と言うのは、長女と長男を私立中・高に通わせたEさん。 「かっかと怒ったり、叱ったりしたのは私。子どもにとっては、お父さんが静かに勉強を見てくれたのはよかった」と振り返ります。「温度差というよりは、夫婦の性格の違いだと思います。私は幸い、うつまではいきませんでしたが、勉強を教えながら家事もして、受験期はイライラがマックスでした」 小学・中学受験は「親の受験」と言われることもあるほど、親の関わり方が結果に大きく影響します。真剣に取り組むあまり、冷静でいられなくなって必要以上にのめり込む親も少なくないようです。 「本郷赤門前クリニック」の吉田たかよし先生 「本郷赤門前クリニック」で受験生の相談に乗る医学博士で心療内科医の吉田たかよしさんは、「受験に注ぐ力のバランスは、お父さん6、お母さん4が理想的です。実際のところは、献身的に子ど
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