「でも、性的侵害にさらされたのがあなたの漫画のキャラクターだったらどうですか?」これは、漫画翻訳家のシモン・ルンドストロームが児童ポルノ犯罪で有罪判決を受けた、いわゆる漫画裁判に関する議論で飛び出した発言だ。この裁判では、子どもに見えるキャラクターを性的なシチュエーションで描写したと見なされる、漫画の絵を所持していたことが有罪とされた。 現実の子どもではなく、典型的な日本の漫画のキャラクターだ。尻尾が生えていたり、目がソーサーのように大きかったりする。スウェーデンにおける児童ポルノ犯罪は、異様なことに、絵と、現実に起こり記録された性的侵害の間に違いがない。 冒頭の引用の馬鹿げた物言いには皮肉が込められている。これは、今までの児童ポルノに関する議論で目立った、次の発言への当てこすりだ。「あなたの子どもが性的侵害を受け、それが記録され出回ったとしても、児童ポルノのために表現の自由を守るつもりで
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