地図帳(ちずちょう)を開いて、日本地図を見てください。日本列島(れっとう)の西南(せいなん)の端(はし)に九州は位置(いち)し、その北部に福岡県(ふくおかけん)はあります。次に、東アジアの地図を上下さかさまにして見てください。日本列島(れっとう)が意外とアジア大陸に近いことや、九州北部と朝鮮半島(ちょうせんはんとう)がとても近いことに気づくでしょう。縄文時代(じょうもんじだい)の終わりごろに、外海(そとうみ)の荒波(あらなみ)にたえられる船(ふね)が作られるようになります。朝鮮半島(ちょうせんはんとう)の人々が、対馬(つしま)・壱岐(いき)を通って玄界灘(げんかいなだ)沿岸にやって来ました。道具や最新の技術(ぎじゅつ)などを持ちこみ、これを伝えました。そのため、大陸の新しい技術(ぎじゅつ)や文化は、まずは福岡県(ふくおかけん)をふくむ九州北部に根を下ろし、ここから日本列島(れっとう)の各地