3月15日、米GEの元社員が35年前、福島第1原発(写真)の「マークI型」原子炉の安全性に対する懸念が理由で、同社を退社していたことが明らかになった。12日撮影(2011年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [ニューヨーク 15日 ロイター] 米ゼネラル・エレクトリック(GE)GE.Nの元社員が35年前、今回事故があった福島第1原発の「マークI型」原子炉の安全性に対する懸念が理由で、同社を退社していたことが明らかになった。 GEの元社員デール・ブライデンボー氏はインタビューに応じ、同社製「マークI型」原子炉について、大規模事故による負担に耐えうるよう設計されていなかった、と指摘。「当時、公共事業各社がこの事実を十分深刻に受け止めていたとは思わない。分析が終了するまで一部の原子力発電所は閉鎖されるべきだと思っていたが、GEや公共事業各社はそれに応じるつもりはなかった。そのため私はGE