大人気のギョーザチェーン店「餃子のO将」の前年比6月度の売り上げが、下がってしまったという。しかし、これは前年に大行列ができるほど売れすぎてしまったためで、いまだ人気に陰りはない。そこで、今回も流通ジャーナリストの金子哲雄氏にお願いして、大人気餃子チェーン店にゲンカバトルを挑む! 「O将」の特徴はグランドメニューと呼ばれる全店舗共通のメニューと、オリジナルメニューと呼ばれる各店固有のメニューがあることだ。さらにチェーン店でありながら、雇っている料理人によって店舗ごとの味が違うというのも大きな特徴だ。これによって好みの味を出す店を探す楽しみができたと、〝O将めぐり〟する人まで現れている。 O将が出すメニューの平均原価を同社の財務諸表から割り出すと「お店の利益は約16%、原価は約19・5%」(金子氏)と推測できる。残りの64・5%は人件費、広告宣伝費、家賃、水道光熱費、そして設備の減価償却