『ルポ 人は科学が苦手 アメリカ「科学不信」の現場から』(三井誠著・光文社新書)という本を読みました。 「アメリカには、ダーウィンの『進化論』を信じない人が大勢いて、学校で進化論を教えることを拒否している」 そんな話を聞いたときには、「宗教って、無知って怖いな」と思ったのです。 僕が日本のメディアから受け取る情報には「リベラル側からみたアメリカ」が多いこともあるのでしょうけど、現代の覇権国家で、そんな人たちが核兵器のボタンを持ち歩いている大統領選挙の結果を左右しているのです。 アメリカのトランプ大統領は「地球温暖化はでっちあげ」と言っているんですよね。 この『ルポ 人は科学が苦手 アメリカ「科学不信」の現場から』という本は、長年、新聞社の科学記者をつとめてきた著者が、「科学の最先進国であるアメリカのもうひとつの顔」である「科学を信じられない人たち」を取材したものです。 これを読むと「人は正