2010年8月5日のブックマーク (2件)

  • SYNODOS Blog : ベーシック・インカム論(2) 橋本努

    2010/08/0400:00 ベーシック・インカム論(2) 橋努 2.基所得論の実効的な困難 以上、基所得論のさまざまな魅力について述べてきたが、実効的な困難もある。 しかしこうした政策の大転換は、実効的には難しい。もし実行すれば、新たに別の問題が発生する。例えば、基所得を給付して最低賃金法を撤廃する場合、移民労働者にはどのように対応すべきであろうか。資所得を支給されない移民に対して、最低賃金法を適用すべきだとすれば、企業は積極的に移民を雇わないのではないか。すると移民は、技術労働者を含めて、日では労働の機会を奪われることになるかもしれない。 いずれにせよ、実効的には、基所得の導入は段階的になさねばならず、しかもそれは、一部の教育・福祉・医療政策を代替する程度に留まる可能性が高いだろう。 検討すべきは、基所得の理念を、どんな政策によって実現するのか、という問題であ

    ColdFire
    ColdFire 2010/08/05
    通り一遍の議論と言ったところかなあ・・・
  • ベーシック・インカム論(1)橋本努 : SYNODOS Blog

    2010/08/0300:00 ベーシック・インカム論(1) 橋努 はじめに 雇用の不安定化や長期失業率の上昇を背景として、近年、基所得(ベーシック・インカム)論を支持する議論が浮上している。 この主張はしかし、「働かざる者、うべからず」という伝統的な倫理観に反するのみならず、マルクス主義を含めた従来左派の倫理観、すなわち「労働は能力に応じて、賃金は必要に応じて」という分配の正当化原理にも抵触する。 基所得論は、「働かざる者も、うべし」といい、また「能力のある者、働かされる必要なし」と講ずるからである。 この倫理観は直感的には受け入れがたいものがあるが、にもかかわらず基所得論は、現代社会の諸問題に対して、政策的にみて最適な解決策を与えるかもしれない。基所得政策の実効的な可能性について検討することは、他の代替的な諸政策を考える上でも、有効なヒントを与えるだろう。 1.

    ColdFire
    ColdFire 2010/08/05
    今更感ただようなあ・・・もっと先の議論をしておくれ。