ブックマーク / pto6.hatenablog.com (69)

  • 淡路島とウニしゃぶ - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    今日から二泊三日の淡路島旅行だ。 明石海峡大橋を越えると、パラついていた雨も消え去り、目の前には青空が広がった。今回は南淡路のホテルに泊まる。淡路島の南側、つまりは四国の目と鼻の先まで足を運ぶのは初めてであった。 まずは昼べに『絶景レストラン』を目指す。当初は四国に上陸してうどんをべる予定だったが、今朝起きたときにやはり子連れだと大変だと考え直し、急遽目的地を変えたのだった。 とはいえ、そのレストランは前から行きたいと思っていたところだった。いや、行きたいというより「べたい」が正確である。ここの名物『ウニしゃぶ』をいつかべたいと思っていたのだ。 そして念願のそれを注文した。とふたりで『海鮮セット』と『肉セット』を頼んでシェアしてべた。 期待以上の美味しさであった。生ウニだけでも美味しいのに、その『しゃぶ』って。こんなの美味しくないわけがない。 まずは肉や海鮮をウニだしでしゃ

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  • ならではの初日 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    二日間の勤務を挟み、今日から夏休み後半戦だ。 昨夜はそのお祝いも兼ねて、マンシャン前の提供公園で花火をした。家族四人で愉しむには多い量だったが、花火から花火へと出来るだけ火が途切れぬようにとリレーを繋げているうちに、いつのまにか最後まで使い切れていた。 明日から二泊三日の旅行に行くということで、今日はその準備も兼ねてゆっくりと家の中だけで過ごした。子供ふたりが仲良く遊んでくれたので、私も隙間隙間で読書ができた。仕事を離れて読むは、心から楽しむことができるなと再確認。 小説はもちろんのこと、それがビジネス書であっても純粋な好奇心のもとで伸び伸びと吸収することができる。やはり自分の意思で進んで行う学習に勝るものはないのだろう。 そんなわけで、夏休み後半戦の初日はのんびりと過ごした。久々に心にゆとりを持って子供たちとも接することができ、彼女らの愛おしさに胸をときめかせた。 なにも長期休暇じゃな

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  • ねむり - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    村上春樹の『ねむり』を読了した。 ドイツ語版のイラストレーションが添えられた作品だ。気にはなっていたが薄さのわりに高価なので自分では買うのは躊躇っていた。しかし図書館であれば気兼ねなく借りられる。 この短編自体は大学の頃に読んでいるはずだが、全く筋を覚えていなかった。オリジナルバージョン(眠り)から今回版では表現のバージョンアップが施されているというのだが、それも当然わからなかった。 不思議な作品である。明朗な表現でするすると読めるのに、頭に浮かぶ映像はどこか靄がかかっていて、鮮明にはイメージが掴みきれない。 最後の結末もいろいろな解釈ができるものになっており、読後にいろんな人の考察を読むのが楽しかった。 主人公の主婦が、ある日突然眠れなくなるという物語。原因は結局はっきりしないし、主人公は当に起きているのか、実は夢の中なのかもわからない。オチにおける描写を、夢からの「目覚め」と捉えるの

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  • 成長の記録、スタジオ撮影 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    スタジオアリスに行ってきた。 去年の今頃もそこで子ども達の写真を撮った。ふたりの誕生日が近いこともあり、毎年この時期に成長の記録のため写真館に行くのもありだろうと思ったのだ。 去年撮った写真も部屋に飾っており、それが目につく度に嬉しくなる。思わず手に取っては、今目の前にいる子ども達よりも少し幼い写真を眺め、暖かい気持ちに包まれる。データの写真もいいが、フィジカルで飾れるタイプの魅力に気づかされたのであった。 そんなわけで今回の撮影。想定はしていたが、2歳間近となる息子が人見知り、場所見知りを発動し、衣装に着替えるのを嫌がり、泣き出した。撮影中止も覚悟したが、カメラスタッフさんたちの巧みなテクニックで、いくつもの笑顔を写真に収めることができた。 今の彼は格別に良い顔をしている。綺麗な目鼻立ちが織りなす凜々しさと、幼児特有の可愛らしさが同居しており、おそらくは今が彼の顔面のピークではないかと思

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  • 豪雨に打たれて - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    久しぶりに雨でびしょ濡れになる体験をした。 昼のうどんをべ、コーナンで手持ち花火を買った帰りに豪雨に捕まったのだ。少し前から漆黒の雷雲が近づいてきており、早く帰らなきゃなあとは言っていたものの、アイスを買うためにコンビニに立ち寄ると、言わんこっちゃない、見事に捕まってしまった。 自転車だったが、チャイルドシートにはラインカバーを常設しているので、子供らを濡らす心配はなかった。しかしながら私とは野ざらし状態。ノーガードで『雨雨のガトリング』を全身に喰らい続けた。 マンションに着く頃には下着までびっしょりで、一周まわってもはや何も恐るるものはないといった、謂わば心のスター状態のように覚醒していた。心の底から愉快さが込み上げてきて、思わず口の端から「フハハハ」といった不敵な笑い声が漏れ出すのだった。 それは同じく見るも哀れな姿のも、同様の境地に達しているようであった。なすすべもない自然の

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  • だらだらでい - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    日に名前をつけるならまさにそんな感じだ。 せっかく有休を使ったのに。そんなことは思わない。今日はが休みだったからこそ、昨日は手加減なしにプール遊びができたのだ。その思い切りと休息日の確保のために使った年休。うむ。やはり自分の判断に後悔はない。 昼近くまでゆっくり寝て、なんて思っていたが、息子がいじったせいでセットされた早朝の目覚ましを止めると、なんだか寝付けなくなった。 しょうがないのでソファにねそべり、図書館から借りたビジネス書を読んだ。今日が返却日で、夕方には返しに行く予定だったからだ。 興味を惹かれる項目以外は流し読みをして、最後まで読み終わる。続いて購入した読みかけの文庫を開く。こちらは仕事とは無関係なので、別教科になったかのようにまた集中力が蘇ってくる。 読書を終えると、次はスマホを横にして映画を見始めた。息子がそばで寝ているのでワイヤレスイヤホンを付けている。三分の一ほど見

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  • プールサイドで昼寝 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    流れるプールのほとりのテントで子供らと爆睡した。 今日は枚方パークのプールを訪れていた。開演前から並び、入場門スタッフの手際の悪さにドギマギしながらも、無事ベストポジションに陣を構えられていた。 現地で落ち合った友人家族とひと遊びした後、我々はテントに戻って休憩をとった。オヤツをべると私は横になった。外は夏全開の灼熱の暑さだったが、遮熱性能の高い我が家のテントの中は比較的快適であった。睡魔に誘われ、そのまま寝入ってしまった。 途中目を覚ますと、同じように横になり寝息を立てている子供ふたり。今朝は早起きしたし、思いっきり水遊びしたからであろう。だけが起きていて、娘を膝枕していた。 手持ち無沙汰そうだったをひと泳ぎに行かせ、私はその後もテントで横になり、微睡んでいた。プールサイドで昼寝をするなど、なんて贅沢なことであろうか。テント内での雑魚寝なので、まったく優雅ではないのだけれど。 昼寝

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  • パパかママかどっちか - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    パパを指差す。 「ぱぱ!」 ママを指差す。 「ぱぱ!」 「ちがうこっちはママ」 もう一度ママを指差す。 「まま!」 パパを指差す。 「まま!」 「……」 何度繰り返してもこんな感じである。息子は「ぱぱ」も「まま」も言えるのだが、どちらか一方を口にすると、両者に向かって同じ呼称を使うのである。 それでも息子人は、ひとの名前を覚えてきたことに手応えを感じているようだ。自信に溢れた顔で家族を指差し、名前当てを繰り広げる。 両親に対しては前述した通りなのだが、一方でお姉ちゃんは百発百中で正しく言い当てる。「◯◯ちゃん」と一番文字数も多いのに。まったく羨ましい限りだ。 当然娘はそれを聞いて得意げになり、「やっぱり◯◯くん、わたしのことがすきみたい」とご満悦なのであった。息子が姉好きであるのは間違いないのだけど。 私たちも早く息子に正しく覚えてもらいたいものだ。

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  • 夏休みをついに決めた - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    ついに夏休みをいつとるのかを決めた。 うちのファームでは夏期休暇の推奨取得期間はあるものの、基的にはプロジェクトの予定に合わせて各々で決める方針となっている。数年前から夏期休暇という名の休暇もなくなり、そのぶん年休が5日分多く支給されているようだ。 そんなわけで、お盆週の翌週にあるクライアントミーティングに向けた準備ボリュームを見た上で、夏休みをいつとるかを決めようと考えていた。そして日その社内意識合わせがあり、作成が必要な資料の分量と自分が担う分担内容が明確になったため、ついに夏休みのスケジュールを固めたのである。 結論から言えば、今年はふたつの連休にわけることにした。明後日の山の日から始まる4連休と、17日からの5連休だ。当初の目論見では、今週は金曜まで頑張って来週をまるごと休む気でいたのだが、ささやかな予定が月曜と火曜にセットされたので、そのように方針を転換することに決めた。 前

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  • 滞りなく、明日に向けて - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    今週はだいぶ想定通りにことが進んだ。 月曜火曜が忙しく、水曜でそれが一旦落ち着き、木曜金曜はだいぶゆったりと過ごせた。今日も午前中だけで仕事をやり終え、夕方のミーティング以外は息子とのんびりしていた。 週の前半ならまだしも、後半になるとその日に絶対にやらねばならない事項しかやる気がしなくなる。疲労の溜まった金曜に中途半端に手をつけるよりは、パワーが復活した週明けに取り組む方が生産性が高い。 また今週に限っていえば、明日から友人家族とアウトドアのお泊まりをしてくる予定なので、なおさら早く仕事を切り上げたかった。週前半からその実現に向け、隙間時間で前倒しして作業を進めていたおかげもあって、今日は計画通りに早く仕事を終えられた。 明日に向けては荷物もいっぱいなので、さあ準備せねばと思ったが、前日からが計画的に準備を進めてくれていたので、結局はあまり役には立たなかった。せめてもと思い、ゴミ捨てや

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  • クライアントとの談笑 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    大雨の東京を後にした。 今日は対面でのクライアントミーティング。ふたたび東京の社を訪れた。またもや議論は盛り上がったが珍しく予定時間内でミーティングを終え、帰り支度をする前に、クライアントのリーダー的存在である部長さんと談笑する余裕があった。 とにかくキレ者で、議論においてもいつも鋭い切り口でコメントを出してくる方なので、対峙するときには一切の気を抜けない。ただ一方で、とても気さくなおっちゃんでもあり、彼と話していると、前職の事業会社時代の人間味ある会社生活を毎回思い出してしまうのだった。 簡潔に言えば、私はその方のことが人間的にとても好きなのである。彼のような方が自分の初めてのクライアントだという事実も嬉しくて、そういう点も含めて、きっと忘れ難い相手になるのだろうと早くも感じている。 そんな好意を持っている相手なので、雑談時においてはついつい前職の時みたく、相手の懐に飛び込むような会話

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  • ビタミンに寄せる信頼 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    ビタミンCの錠剤を好んでべている。 ビタミンは身体に良い成分だと知っているため、べたら体調が良くなった気がする。なによりボリボリ齧れるし、お菓子みたいで美味しいのだ。 一日三錠まで。基的に仕事前と昼休憩、仕事終わりにボリボリ齧る。箱の裏を見ると、疲労だったり、お肌だったり、いろんな効能があるようだ。やっぱりビタミンは凄いなあ、そんな感想を抱くのだった。 私がビタミンを意識しだしたのは、大学生の一人暮らしをしている頃だ。風邪をひいてしまい、早く治さねばとコンビニでカムカムレモンというお菓子を買い、それを一気いしたのだった。 すると翌朝には、すっかり風邪が治っていた。その時以来、私はビタミンに大いに信頼を寄せるようになった。少し調子が悪くなればビタミンを取る。なんなら体調を崩さないよう、今は毎日ビタミンの錠剤を飲むほどなのである。 ただ、今これを書いていて「もしや」と思ってしまったのだ

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  • こどものうた - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    こどものうたは偉大だ。 ほんとに小さい子の心をすぐに掴んでみせる。うちの息子もその例に漏れず、ここ最近になり以前にも増して夢中になって歌っている。 振り付けもあるものは見よう見まねで、可愛いお尻をフリフリしながら、楽しそうにリズムに乗って踊っている。覚えも早く、何度か見ただけなのにすぐにマスターしている。 一番の効能は、言葉を覚えることだ。歌を真似することで口で発せられ言葉が格段に増えた。また映像付きのものであれば、モノと言葉がイメージで結びつくので生活における応用も効く。言葉の覚えがのんびりしている息子にとっては、とても有難いことである。 いろんな曲を歌っているが、中でも今のブームは「どんないろがすき」である。よくひとりでも口ずさんでおり、歌の流れで好きな色を訊ねると、高確率で「あお!」と答えるのだった(稀に「きいろ」)。 なんにせよ、腰をくねらせ、身体を傾け、全身でリズムを取り、指もま

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  • 将来有望 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    風邪気味の息子とふたり、今日はお家でお留守番。 症状的に私の咳風邪が移ったっぽいから、ほかのふたりにはお出かけをしてもらった。これ以上家族に被害が広がらないためにだ。 そんなわけで息子とのんびり過ごしたのだが、咳はあるものの、彼もいたって元気なので軽く戯れあったりもした。ニコニコと笑う彼を見ているだけで、私もだいぶ癒されたのであった。 夕飯にはお買い物をした女性陣が帰ってきた。どちらも好きなものを複数買えたようで、満足のいく時間が過ごせたようだ。 お姉ちゃんのことが大好きな息子は、彼女が帰ってくるとさっそく付き纏って一緒に遊ぼうとしていた。娘も遊びたがったので、風邪がうつらぬようマスクをしてもらった。 息子は最近少しずつ言葉を覚えてきており、娘の名前もちゃん付けで呼べるようになった。また「かわいい」という言葉も覚えたので、お姉ちゃんが見せる様々なものに対して「かわいい」「かわいい」と反応を

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  • よるのおさんぽ - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    パジャマ姿の息子にを履かせ玄関を出た。 もわんとしと外気がすぐに身体に纏わりついてくる。私自身も久々に外気に触れたので、こんなにも夏になっていたのかと驚きを覚える。在宅勤務だと体感温度はほぼ一定だ。 なぜ夜中に外に出るのかというと、息子が最近外に出ていないからだ。数日前から咳をするようになり、大事をとって外出を控えていた。熱もなく人もいたって元気なので、遊びたい元気は有り余っている。 そんなわけで、人もいなくて迷惑をかけないだろう夜に息子と散歩してきたのだ。とはいえ、マンションの敷地内やマンション裏の路地だけだけれど。 それでも息子はとても嬉しそうに歩き回っていた。いつもなら手を引かれ、行き先を我々に制されて進むのだが、今日に限っては彼の行きたいところに向かわせてあげた。私は危険が及ばない限りは彼の後ろについて回り、サポートする際には優しく手を繋いだ。 結構な時間散策したが、結局最後ま

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  • 忍者になりたい - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    息子は忍者になりたいらしい。 教育テレビで忍者のコーナーがあるもんだから、しばしば息子はその真似をしている。忍びのように腰をかがめて小走りするし、平均台のような細い縁石ブロックを見ると、おっとっとと言いながら渡ろうとする。 今日はクライアントミーティングがあり、週の節目だったので私は定時前に業務を終えた。ゆえに久しぶりに子供たちと少し遊ぶことができた。その中で、息子とは忍者修行ごっこをして遊んだ。 青いビニール紐を廊下に張り巡らせ、それらを乗り越えたり潜ったり、敵地の罠をぐぐり抜けながらも城に乗り込むミッションのような遊びである。 最初は娘と遊び始めたのだが、息子に見つかるとすぐにやりたがった。遊び方がわかるかと不安もよぎったが、すぐに意図を汲み取りミッションに挑み始めた。 彼用に難易度を下げてあげると、慎重に足を持ち上げ紐を乗り越え、ゆっくりとしゃがんで2目を潜り抜けた。成功だ。彼は胸

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  • 時刻がわかる - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    ついに娘が時計を読めるようになった。 前々から様々な手を駆使して覚えさせようと試みていたのだが、ここにきてついにである。 きっかけとなったとは『こどもちゃれんじ』の教材として届いた時計である。キャラクターが付いており、声や音がでて、子供心をくすぐる仕様となっている。 それを嬉々として見せてきたので、今は「何時何分か?」と尋ねてみた。彼女は短い針が指す箇所を見て「…57ふん?」と自信なさげに答えた。 今度は質問を変え「今何時かだけ教えて、短い針の方」と尋ねてみた。すると「…11じ?」と正解を答えた。これはこれまでのママとの学習のおかげである。 次は「じゃあ何分かだけ教えて、今度は長い針」と聞いてみた。さしほどの正解で自信を得たのか、今度ははっきりと答える。「28ぷん!」。正解だ。やはりどちらかの針単体なら答えられている。 「じゃあそのふたつを繋げて、今は何時何分?」私は改めて最初の質問を投げ

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  • 新世界 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    プロジェクトがフェーズ2に進んだ。 市場調査等の情報を集め整理する段階を経て、それら情報を基に新規事業戦略を立てる段階に入ったのだ。 前のフェーズでも立ち上がりは苦労したのだが、フォーマットを固めて、勘所をつかむと、終盤は自信を持って進めることができ、手応えも感じられていた。 この調子で行ける、と調子に乗り始めていた矢先、次のフェーズに移行した。するとまたやることがガラリと変わる。答えのないところに答えを築き上げていくことが求められ、当然ながら難易度が格段に上がる。 たまに挫けそうにもなるのだが、まさに戦略案件のど真ん中のところなので、是が非でも踏ん張って、今後に向けた自信を勝ち取りたいところだ。 日々こんなの無理だろ、というテーマの資料作成に挑み、1日を終える頃になんとか形にすることができている。苦しんだ上で、朝時点では思い描くこともできなかった資料を作り上げているので、一日の周期で自

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  • 鬼メンタル - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    娘の幼稚園は夏休みに入っている。 今日は習い事もなかったので娘が一日中家にいた。私は部屋にこもって在宅勤務をしているのだが、結構な頻度でが娘を叱りつける怒声が聞こえてくる。 ある程度はしょうがないとは思うのだが、どれも過去に同じことで叱ったことがあるような内容だったので、やるせない気持ちになった。 しかも驚愕なのはその後である。に叱られた数分後には、いつも陽気な歌い声や楽しげなひとり遊び声が聞こえてくるのである。これには呆れ返って白旗を振りたくなった。こんなにも打っても響かない、切り替えの早い子をどのように躾けたらよいのだろう。 彼女の強メンタルは、この世知辛い社会を生き抜いていくためにはきっと助けになってくれるだろう。嫌なことがあっても、まあいいかと気持ちを切り替え、楽しく生きていってくれるに違いない。 ただ一方で、指導者やリーダーからは疎まれる存在にもなりそうだ。学校の教師や会社の

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  • フルコースの休日 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    一日を終え、大人も子供もヘトヘトである。 子供ふたりはお風呂後早々に眠りについた。私とも、瞼を開けておくことはもう長くは難しいだろう。 朝8時からレンタカーで出発し、伊丹にある県立のウォーターパークに入場した。テントを張って陣を取り、午前中いっぱいは水遊びをした。 娘はずっと楽しそうだった。息子は最初は怖がっていたが、終盤は自ら水の中を進み、最後は引き上げるのが大変なほどであった。 西狩名公園のウォーターランドで、子供向けの浅い水遊び場しかないため、客層も偏っていて、なかなか過ごしやすい場所であった。もう少し人が少なければ言うことないが、また利用するだろうと思っている。 その後は近くのイオンモールのカフェでランチべ、そのあとは男女チームに分かれてモールを見て回った。私は息子を寝かしつけるために歩き回り、屋では気になるをパラパラ捲っていた。 モールから出ると、次は伊丹空港近くのスカ

    フルコースの休日 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう