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よしながふみに関するCrowserのブックマーク (3)

  •  よしながふみと志村貴子 - イチニクス遊覧日記

    よしながふみの「愛すべき娘たち」第3話についての「やさぐれ日記暫定版」さんの文章を(昨年のものですが)、コメント欄の追記(こちらも興味深いです)があったおかげで改めて読みかえしました。 けれど、オレがどうしても若林の非の打ち所のない造型に納得がいかないのは、彼女が「人を愛すること」の矛盾を受け止めず、宗教にその帰着を求めた点である。別に宗教がイカンと言っているのではない。しかし、この結末には、そもそも「人を愛すること」じたいが、見方を変えればれっきとした一つの暴力であり、同時に不特定多数の「特別に愛されなかった誰か」を生み出す酷薄なエゴである、という認識を背負おうとしていないように感じられ、それはよしながの作風が内にも外にも潔癖さを描こうとするが故の限界点に思えてしまうのだ。作中では対照的に描かれる生き方だけど、若林が選んだシスターという道も、第4話に登場する牧村という女性がたどる転落と相

     よしながふみと志村貴子 - イチニクス遊覧日記
  • Something Orange - 『SLAM DUNK』は「やおい関係」、『マリみて』は「仲良し関係」

    一昨日の記事に関して、このようなコメントをいただいた。 男性が描く女性同士の関係では、すぐにいがみあいが発生する、というようなことをよしながさんが言っていて、これにも強く納得しました。そういう世間一般の視線があるのは、事実だと思います。 一理ある。ただ、必ずしも男性作家だけに限らない話だとは思う。女性作家の描く女性同士の関係でも、すぐ「いがみあい」になるものは少なくない。 さて、それでは「やおい関係」(参照)と「いがみあい」の違いはどこにあるのだろうか。それはその関係が自分を高めるかどうか、という一点にある気がする。 よしながふみは女性同士の「やおい関係」の一例として『ガラスの仮面』を挙げているらしい。これはわかりやすい。 ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この

    Something Orange - 『SLAM DUNK』は「やおい関係」、『マリみて』は「仲良し関係」
  •  よしながふみと「やおい」な関係性 - Something Orange

    「メロディ」4月号のよしながふみ&羽海野チカ対談がおもしろい。 見た目仲良くないんだけど、お互いの力を認め合ってて、それでその人が当に困った時には手を貸してやる関係みたいなものを、やおいだと私らは呼んでいて、 と、よしながふみが言っているのを読んで、目からウロコが落ちた。 「友情」や「愛情」という言葉では名指すことのできない関係性があって、それを「愛だろこれは!」と読み替えるのが「やおい」、そう自分などは思ってきたのだけれど、その読み替えの前提となる関係性(元ネタ)そのものに遡って、その名づけがたさ故に、「やおい」という名が与えられる、という興味深い事態。 で、さらに興味深いのが、「やおい」的な関係性の実例として、「TricK」の仲間由紀恵と阿部寛が挙げられていること。つまり、男女でも「やおい」でありうる、とよしながふみは言う(もちろん、女性どうしでも)。 ――「男女の友情は可能か?」と

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