はじめに「え?」と思ったのは、確か、「魔女の宅急便」。いや、それどころか「ルパン三世カリオストロの城」の頃から疑問に思いつつ、見て見ぬ振りをしていたのかも。 他に突っ込みたいテレビネタもあったんですが、「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞を取ったので、ずっと書いてみたかった宮崎駿の女性観をちょっと考えてみようと思う。とはいえ、あたしは宮崎駿の作品をすべて見ているわけではないし、宮崎駿関連書も、ほんの一部しか目を通していない。だから、ここでのあたしの意見は、あくまで、一観客の意見ということで読んでいただきたい。下手なこと書くと、ぬるいファンにも、本気のマニアにも怒られそうなので、ちょっと予防線を張っているわけであるが。 宮崎駿の作品を「フェミニズム」として評価する人は少なくない。ただ、そのほとんどはフェミニストではないけれど。宮崎アニメの女性キャラは、よく3つに分類される。困難に勇敢に立ち向か