和歌山市で車を運転中に自転車の男性を転倒させてけがをさせたとして過失運転傷害の罪に問われた女性に、裁判所が無罪を言い渡していたことがわかりました。被害者とされた人物について、裁判所は「事故を偽装した『当たり屋』だった疑いが極めて高い」と判断しました。 和歌山簡易裁判所の畑山明則裁判官は、ことし7月の判決で、女性に無罪を言い渡しました。この中で裁判所は、被害者とされた人物について「今回も含め2年弱の間に5回も事故に遭っていて、事故に遭う確率はおよそ58億4000万分の1と異常な頻度だ」と指摘したうえで、「近づいた車に向かって倒れたのも極めて不自然で、保険金目当てに事故を偽装した『当たり屋』だった疑いが極めて高い」と判断しました。 検察が控訴しなかったため、女性の無罪が確定したということです。 女性は「相手がわざと転んだように見えたと訴えたが、警察や検察も取り合ってくれなかった。主張が認められ
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