15日午前11時47分ごろ、陸上自衛隊北部方面航空隊所属のLR2連絡偵察機1機が、北海道函館市の函館空港西方約30キロを飛行中、レーダーから消え、管制官との連絡が途絶えた。緊急患者の搬送に向かう途中だった。同機には男性自衛官4人が搭乗。墜落した可能性があるとみて、自衛隊が約900人の人員を投入し捜索している。 防衛省によると、搭乗していたのは同航空隊の機長、高宮城効1等陸尉(53)▽副操縦士、柳田智徳3等陸佐(41)▽整備士、岡谷隆正2等陸曹(42)▽同、玉木宏伸3等陸曹(28)。連絡が途絶える前に機体異常などの報告はなかった。 LR2は北海道知事の災害派遣要請に基づき、午前11時23分に札幌市の丘珠空港を離陸。同50分に函館空港に着陸し、函館市内の病院に入院していた患者や医師、付添人を乗せて丘珠空港に戻る予定だった。 連絡が途絶えた地点は厚沢部(あっさぶ)町の鶉(うずら)ダム周辺の山中で