ドイツの教育は賛否両論 敗戦国という暗い過去から這い上がったドイツですが、いまやその経済力はEU内随一。再び大国に上り詰め、ヨーロッパの盟主となりました。ドイツが優秀な国である、という事実に異を唱える人はいないでしょう。ではそんな優秀な国であるドイツでは、どのように人材を育てているのでしょうか。 ドイツの教育制度は、日本とはまったくちがい、中学校や高校という概念がありません。また、小学校の後にすでに進路がわかれていきます。 ドイツでは、6歳になると日本と同じように基礎学校へと進みます。いわゆる小学校です。基礎学校は4年間。その後は主に、基幹学校、実科学校、ギムナジウムの3つの学校に分かれます。 基礎学校の4年間が終わると、卒業というかたちはとらずに、その後はそれぞれの能力に見合った学校に、5年生として入学するようなイメージとなります。ギムナジウムに入学した場合、ギムナジウム1年生ではなく、