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ブックマーク / hiranokeiko.tokyo (4)

  • 032 1対3の構図 - 「A案」VS「BCD案」 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    発表された4案が、「A案」と「BCD案」というふたつのグループに分けられる理由と根拠を記します。 (1)色彩 「A案」は、エンブレムと「TOKYO 2020」のロゴタイプを日の伝統色の藍色のワントーンで表現。無彩色に近い色相による落ち着いた印象。 「BCD案」は、赤と金を基調色とし、緑や青などの有彩色を加え、五輪マークの色彩の印象を登用し、祝祭感を表現している。 第一印象として色が与える影響はデザイン要素の中で最も大きいと言える。そういった意味で、「B案」「C案」「D案」3案の色の印象が近いため、ワントーンで落ち着いた色の「A案」が差別化して見える。 (2)基形状 「A案」は、正円。オリンピック・エンブレムは左右対称形ではないものの、左右対称形のような印象に見える。パラリンピック・エンブレムは左右対称形。 「BCD案」は、多様で有機的。左右非対称形。 前回コンペの選考では、パラリンピッ

  • 029 審査委員として知り得た情報のすべて | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    この報道を受け、伝えきれていない未公開の情報を章に記載することにいたしました。重要な情報であるにもかかわらず、いままで公表しなかった理由について説明させていただきます。2015年9月1日に行われた旧エンブレム案の使用中止に関する記者会見の中で、「リエージュのロゴに似ているかどうかってことについては、‥‥訴訟の手続き上、訴訟の弁論が行われる前にいろいろなものを出していくのは控えた方が良いのではないかという、訴訟を実際に対応しておる法律家からのご忠告もありました。(聞文読報より転載)」という、組織委員会の武藤敏郎事務総長の発言を聞き、裁判への影響を考えて公表を控えた方が良い情報だと判断したためですが、リエージュ劇場に続き、ドビ氏も訴えを取り下げたことが発表されましたので、遅きに失するとのおしかりを受けることを覚悟のうえで、ここに記述いたします。 いまから記す情報は、組織委員会のクリエイティブ

  • 023 摩訶不思議な調査報告書 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    しかし、それは公平な観点とはいえない、摩訶不思議な調査報告書だと思いました。なぜならば、調査の範囲が「参加要請文書の事前送付から入選作品の決定までの経緯について」という範囲のみに限定されており、永井一正氏と高崎卓馬氏、槙英俊氏の3名による不正行為という、新たに浮上した事実の1点のみをクローズアップするという、不自然なまでに偏った範囲の追求のみに焦点が絞られており、その結果、1次審査の不正は認めたものの、『1次審査における不正はあくまで、1次審査限りにおいて、審査委員代表及びクリエイティブ・ディレクター以外の審査委員が一切関知しないところで秘密裏に行われたものであるから、これがその後の審査に影響を及ぼした事実はなく、佐野氏作品を大会エンブレム候補として決定するという結論に影響を与えたとは認められない。‥‥「佐野氏作品を当選作品とすることが予め決まっていた出来レースであった。」という批判は当た

  • HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    東京アートディレクターズクラブ 会員のみなさまへ 東京五輪エンブレム問題に関して、東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)はいっさい発言せず、クラブとして沈黙を貫きました。東京ADCが沈黙し、無策であったということは、会員である佐野研二郎さんや博報堂出身者に集中したバッシングや加熱報道の状況をクラブとして黙認したことになります。 東京ADCが「クラブ」という組織体勢を理由に無策であったことを正当化しようとしても、東京五輪エンブレム問題の当事者や関係者(審査委員、入賞者、招待作家、出品者、組織委員会の仕事を請け負う広告代理店関係者)の大多数が東京ADCに属する会員であったという厳然たる事実の前では、無策が社会的責任の放棄であることは否めません。 東京五輪エンブレム問題は佐野さんひとりの問題ではないにもかかわらず、その人のイメージだけが鮮烈に記憶されましたが、あのとき東京ADCが組織力をも

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