ここでは、台湾の中央研究院漢籍電子文献の使い方について説明しています。 漢籍電子文献を利用する事で、今まで頭を悩ませた各種用例の原典の探源も一瞬で済み、そのような下調べの時間節約や思わぬ用例の発見にもなります。少なくとも「用例無し!」と論文等で言及する場合、このようなオンライン検索で探しておく事で、説得力がかなり違ってきます。 漢籍電子文献とは 台湾の国立研究機関である中央研究院のWebサイトでは、多くのデータベースを公開しています。 その中で、古典系の漢字文献を扱う研究者にとって、[漢籍電子文献(バージョン1:現在存在しません)(バージョン2)]がよく利用されます(現在では新漢籍全文資料庫として新しいバージョンも公開されています。)。 このデータベースは、無料公開エリアと有料公開エリアとに分かれていますが、無料公開エリアだけでも著名な古籍が万遍なく網羅されており、また近代や台湾の資料も見