(a)3月の海面水温(コンター)と海上風(矢印)の平均値および海面水温の標準偏差(カラー) (b)ダカール沿岸のボックス(aの緑)で月ごとに領域平均した海面水温と南北風の標準偏差。値は標準偏差で規格化している。解釈のため、南北風は正の値が北風に対応する。(c)3月のダカール・ニーニョ/ニーニャ指数。値は標準偏差で規格化している。実線は0.8標準偏差を示し、この線を越えた年をダカール・ニーニョ/ニーニャと定義した。(海洋研究開発機構の発表資料より)[写真拡大] 海洋研究開発機構(JAMSTEC)のパスカル・オエットリ特任研究員、森岡優志研究員、山形俊男上席研究員は、西アフリカのダカール沿岸に発生する地域的な大気海洋結合現象を世界で初めて発見し、「ダカール・ニーニョ/ニーニャ」と命名した。 海面水温が気候変動に大きな影響を及ぼす大気海洋結合現象は、赤道太平洋に数千キロメートル規模で発生するエル