【クイズ】下の句を当てろ! 前衛的な“現代短歌”セレクション 現代短歌には、上の句から下の句への想像もできないような“飛躍”が魅力的な作品が多数あります。今回は、斉藤斎藤、中澤系といった現代若手歌人の短歌をクイズ形式でご紹介!あなたは何問正解できるでしょうか? 2017/05/30 現代口語短歌を代表する歌人・俵万智の作品に、こんな一首があります。 いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える いつもの電車の時間に合わせて家を出ている女性が、ある日、1分だけ早めに駅に着いてしまう。その“1分”の間、恋をしている相手のことを考えて時間を過ごす……というシチュエーション。 恋愛初期における、生活のすべてが“君”になってしまうような浮遊感、非日常感に、共感を覚える方も多いのではないでしょうか。 いわばこれは、意味の「わかる」短歌です。 一方で、こちらはどうでしょう。1986年、俵万智が角川短歌