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ブックマーク / rinne.hateblo.jp (3)

  • おれが見たものはなんだったのか - player1,life1

    サイリウムに触ったのは初めてだった。プラスチック容器の中の芯をポキっと折ると、サッと光り出す。もっと時間が掛かるものだと思っていた。その変化は鮮やかで、それでいて光は淡く、美しかった。21世紀のアイテムだと感じた。 でも、そうやってせっかく用意したサイリウムを私はほとんど振らなかった。席は狭いし、ステージを見ることに集中したかったからというのもあるけど、何よりも「光る棒を振る」というのは実際にやってみるとなんだかまるで幼児をあやすかのようで、出演者をバカにしているように思えて途中でやめてしまった。でも出演者にとっては、サイリウムの光の波がうねる光景がなによりの応援になるものだということはアニメでもよく描き表されていたし、実際そのようだった。ステージそのものではなく、会場の一体感を楽しんでいるようだった。会場の全員が知っている曲を歌い、しきりに観客に合いの手を呼びかけ、観客も一体となってそれ

    おれが見たものはなんだったのか - player1,life1
  • アイマスと身体性 - player1,life1

    『輝きの向こう側へ!』 http://www.idolmaster-anime.jp/ 一番ぐっときたのは、グリマスの矢吹可奈ちゃんがストレス太りしちゃって、実際に当にふっくら体型の絵で描かれていたところ。ちょっと衝撃的と言っていいくらい印象深かった。ギャグシーンでなく、当に言葉通りに太ってしまったアニメの女の子って生まれて初めて見たような気がする。映画を通じてグリマスの女の子たちはみんな魅力的だったけれど、このシーンで私は矢吹可奈ちゃんがとても好きになった。 私は、心の成長というのはあまり信じていない。信じていないというとなんだかずいぶん冷たい言いかたという感じがするけれど、つまり、映画の登場人物というのはだいたい、その物語の始めと終わりを通じて、問題を克服し、精神的に成長し、前とか未来とかいう目に見えないところへ向かって進んでいくもので、当然この映画もそうだったと思うんだけど、私は

    アイマスと身体性 - player1,life1
  • MOGRAの奇妙な光景 - player1,life1

    アイマス, 日記 NoNoWire on floor3 - http://d.hatena.ne.jp/kidding247/20130923 「この人達みんなニコマスPなの……」「アイマス中の✕✕さ」 おれは一人でここに来た。ここに知り合いは一人もいない。実際、知らない顔ばっかりだ。にもかかわらず、おれは多分こいつらの半分は知っている。インターネットを通じて知っている。自己紹介がわりに投稿動画のタイトルでも教えてくれれば、「ああ、あなたが……」と、急に5年も前からの知り合いのように打ち解けるに違いない。同様に、こいつらの半分も、多分おれのことを知っている。おれが今からとなりの奴に会釈して、インターネットで使っているハンドルネームを名乗ったら、隣のやつはどんな顔をするんだろう。「ああ、あなたが……」と、5年前に流行った動画を思い出しながら握手をかわしてくれるんだろうか。はたから見たら、それ

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