厚生労働省は29日、特許が切れた医薬品の自己負担を巡る議論に着手した。患者負担の引き上げを念頭に、価格が安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)への転換を進める。企業に新薬の研究開発を促すとともに、医療保険財政を立て直す狙いがある。同日開かれた社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会で、厚労省が議題にあげた。年内にも方針をまとめる。委員からは「国民皆保険の持続性の確
能登半島地震は医療用医薬品を医療機関や薬局に届ける医薬品卸企業の拠点にも被害をもたらした。倉庫では商品棚が倒れ、薬が散乱。今も揺れが続く中、医療機関への配送を最優先にして薬の整理を急いでいる。一方で、北陸地方はジェネリック医薬品(後発薬)をはじめ医薬品製造の集積地でもある。今後の薬の安定供給への影響を心配する声も業界関係者の間から上がっている。 商品棚は倒れ、薬が散らばり、その下にはシロップ剤など液状の薬が流れ出していた。 「これはダメだ」 北陸地方に多くの拠点を持つ医薬品卸「ファイネス」(金沢市)の物流本部長、笹倉徹さんの口から思わず言葉が漏れた。1日に震度6強の揺れを観測した石川県七尾市内の支店を2日になって確認すると、大きな被害を受けていた。 被災し、出社できない社員もいたため、他支店の応援も駆けつけ整理を続けてきた。傾いた棚の下で作業を続ける途中にも、震度5をはじめとする揺れがたび
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