北海道恵庭市の牧場で働いていた知的障害のある3人が虐待を受けていたなどとして、経営者家族と恵庭市に損害賠償を求めている裁判で、恵庭市は当時、虐待の通報がなく対応に違法性はないと主張しました。 この裁判は知的障害のある男性3人が長年、恵庭市の牧場で劣悪な環境で働かされた上、障害年金を着服されたとして経営者の家族やこの問題を放置した恵庭市に損害賠償を求めているものです。 1月30日の裁判は、市が提出した証拠に別の書類が紛れ証拠不備で審議が進みませんでした。 その書類は牧場を訪れた獣医が恵庭市に寄せた電話の記録で、原告らが牧場から「仕事もないから勝手にしろ」などといわれ困っているとの、虐待をうかがわせる相談でした。 「恵庭市の対応を見ていてこれは絶対に負けられない裁判だと思った」(船山 暁子 弁護士) 一方で市は、原告らから虐待の届出も通報もなく、当時の対応に違法性はなかったと主張しています。
恵庭の牧場で働いていた知的障害者3人が雇い主の家族や恵庭市を訴えている問題で、原告弁護団らによる市民集会がきょう開かれました。 この問題は、最長で45年にわたって恵庭の遠藤牧場で住み込みで働いていた知的障害者3人が劣悪な環境下で働かされた上に、給与の未払いや障害年金を搾取されたなどと雇い主の家族らを訴えているものです。 また、事態を把握しながら亡くなった牧場主が市議会の元議長だったために調査を行わなかったとして恵庭市も訴えています。 きょうの集会には市民らおよそ80人が参加し、弁護団や市議会議員などがこれまでの経緯などを説明した上で、原告弁護団の中島哲事務局長は「恵庭市の内部において、対応に気を付けるようにとの伝達が出されたことが記録上記載されていました」と指摘しました。 恵庭市民は「何十年も住んでるんですけど、ちょっと驚きましたんね。すごいショックです」。北広島市民は「まさか隣町(でその
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