2023年は、新型コロナ感染症が5類感染症へ移行したことにより出社回帰が進み、 2022年には20%程度であった完全出社率がパーソルファシリティマネジメント株式会社の調査によると52%が完全出社(図1参照)になったとしています。 皆さんの印象としても通勤ラッシュが戻った。オフィス街が混み合っているという印象なのではないでしょうか。 一方で従業員はどう思っているのでしょうか。 理想の働き方を聞いてみると53%が出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッドワークを希望するとしています(図2参照)。この調査からも分かるように現実と理想にギャップがある状態は発生しています。 この状況を放置するとどうなるでしょうか。一番深刻なのが離職リスクです。別の調査によると会社が完全出社を求めた場合に反対する人は31%。その反対派の中で転職する、転職を検討するという人がなんと49%も存在します。2025年の崖