日本レコード協会が公表する「レコード生産実績」で、今年1月から8月のCDの売上げは前年に比べて6%減少した。去年も「悪い悪い」と言っていたが、今年は、さらに悪化したことになる。要は、CDが売れないのだ。 すでに、米国はCDは壊滅状態。英国でもCDショップは無くなりつつあるほどだ。そういった意味で考えたら日本なんて、もはや最後の砦かもしれない。 とにかく、音楽の聴き方は「デジタル配信」に移行していることは紛れもない事実だろう。しかし、そのデジタル配信でさえ、ここ最近は減少傾向にある。これは、おそらく「違法デジタル配信」の横行が影響しているのだと思う。 この業界に身を置く者として「これは由々しき事態だ!」…と思うのだが、冷静に考えて、魅力ある曲が少なくなったことも事実だ。 だいたい、何故、CDが売れないか? 早い話が「買ってまで聴きたいCDがない」ということだろう。本当に聴きたい曲なら、少なく
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