サブタイトルは「哲学の新たな構想」で、原題のReconceptions in Philosohy and Other Arts and Sciencesの訳 序文で、科学と芸術あるいは認知と感情の二元論を脱却して、新しい哲学を打ち立てるというような宣言がなされる。 さて、実はこうしたグッドマン哲学のビジョンは、「Languages of Art」という著作で既に書かれている。 この本の読書会をこれまでしていて、その参考としてこの本を読んだ。 ちなみに、読書会の結果報告として、4/28に行われる超文フリにて発行される『筑波批評2013春』には、「Languages of Art」についての座談会とレジュメが掲載されるので、興味のある人はそちらもどうぞ。 第一章 知ることと制作すること 非言語的な記号(絵画や音楽)にも認識論を拡大しよう、という話 知識は経験に、経験は知識に依存する 記号システ
