まぁつまり私はクリスチャンである。 いや何なら私が把握している限り曽祖父曾祖母の代の時点でクリスチャン家庭だ。 しかし私の夫はクリスチャンじゃないのである。 「神?居たら面白いよね。妖怪や妖精、幽霊が居ても面白いと思う。居ないよりも居たほうが面白いっしょ」 本当にこんなスタンスの人なのだ。 夫へ出会った当初は驚いた。何せ私が誰かへクリスチャンであると明かせばちょっと引かれるか「神社参拝しないの?」と興味本位でイジられるかみたいな感じの人が大半なのに夫だけは「居たら面白い」というスタンスで他の人と全く違った。 夫は神を否定しなければ肯定もしない。存在が否定されていないので保留、そして出来れば居てくれたほうが世の中に面白いものが減らなくて良いというスタンスなのだ。ゼロであることが証明されると面白さが減るってスタンスなのだ。 一部の人がお察しの通り夫は理系である。 世の中に存在するであろう面白い