Windows Embedded CE 6.0(以下、CE 6.0)が2006年にリリースされた直後に、連載がスタートした「Windows CE 6の全貌」では、Windows CE 5.0からのエンハンス内容、OSイメージの構築、デバッグ手法を中心に解説しました。しかし、この連載では“アプリケーションの開発”について触れていませんでした。 そこで、今回はWindows Embedded CE上で動作するアプリケーションの開発について詳しく解説していきたいと思います。 アプリケーションプロジェクトを用意する前に…… ご存じのとおり、CE 6.0およびWindows Embedded CE 6.0 R2(以下、CE 6.0 R2)上で動作するアプリケーションは「Visual Studio 2005」で開発できますが、実はアプリケーションプロジェクトの作成には2つの方法が存在します(表1)。
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