警察庁の統計(H27)には、被疑者の犯行の動機・原因別の集計があります。 動機・原因は、「生活困窮」「保険金目当て」「ぱちんこ依存」「ギャンブル依存」「遊興費充当」「債務返済」「職業的犯罪」「一時的盗用」「対象物自体の所有・消費目的」「その他の利欲」「介護・看病疲れ」「子育ての悩み」「痴情」「怨恨」「憤怒」「性的欲求」「服従迎合」「遊び好奇心スリル」「自己顕示」「薬物の作用」「異常めいてい・精神障害又はその疑い」「その他」「動機不明」の23項目に分けられています*1。 「ぱちんこ依存」「ギャンブル依存」のように本質的に分割する意味があるのか微妙なものもありますが、この動機・原因というのが警察が被疑者の動機として調書に記載する基本的な類型だと考えて問題ないと思います。 そういう前提で、性犯罪(強姦、強制わいせつ)の動機を見てみると、2015年の統計はこのようになります。 動機 強盗強姦 強姦