先回、「なぜ、子供達は被曝させられるのか?」で、自然放射線に加えて「人工的な被曝」の内、医療や研究などではない、「一般の人の被曝」は「電気が欲しいので、その代わりにガンになる危険性を我慢する」という意味であることを示しました。 だから、国際放射線防護委員会(ICRP)も、 「1年1ミリシーベルトまでは、個別、具体的な利益を示さなくても良い」 としていますし、これを「我慢の限界」と表現しているのです。 つまり、1年1ミリまでの被曝の被害は、「電気を使うことができる」ということと相殺すると考えている訳です.これは世界中のコンセンサスですから、個人個人の思いと少し違うこともあります. ・・・・・・・・・ ところが、もし、「1年1ミリ」を「1年20ミリ」に上げるとすると、 1) 電気を20倍供給するか、電気代を20分の1にする、 2) その他のメリットを政府か電力会社が提示する、 3)