現代美術や音楽、執筆など、幅広い分野で活躍しているアーティスト・片山真理。彼女は先天的な足の病気をもって生まれ、両足を切断して義足で生活している。成長するにつれて次々と交換され、押し入れに溜まっていく義足と、鏡の中の義足をつけた自分自身の姿。それらは「私であって私でないもの」だった。2014年の「片山真理展 You're mine」(TRAUMARIS)以来となる、彼女の2度目の個展が、3331 Arts Chiyoda(東京・秋葉原)にて開催される。 「片山は9歳のとき、両足を切断することを自らの意志で決めた」と、室井尚(哲学者、横浜国立大学教授)は本展の寄稿で述べている。子どもの頃にはいじめを受け、学校に行かないことも多かった片山に転機が訪れたのは、高校1年生のときだ。スタイリスト・島田辰哉のファッションモデルを務めたのである。この出会いをきっかけに、義足に絵を描くようになると同時に
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