史上初の“じゃんけん世界前哨戦”が実現する。15日のWBA世界スーパーフライ級王座決定戦(パシフィコ横浜)に出場する元王者の名城信男(26=六島)と同級3位の河野公平(27=ワタナベ)が、使用するグローブを巡って交渉が難航している件について、両陣営がじゃんけん12回戦で決着をつけることが、1日までに決まった。2日に都内で日本ボクシングコミッション(JBC)立ち会いの下に実施。前代未聞の「一戦」で、勝つのは果たしてどっちか? メキシコ製か、はたまた日本製グローブか。両陣営による場外バトルが、とんでもない珍事へと発展した。名城陣営の枝川孝会長が単身で2日に都内で待ち受ける河野本人と、じゃんけんで使用グローブを決めることになった。 グローブでもめるのが前代未聞なら、じゃんけんでケリをつけるのは史上初だ。冗談のような話だが、当事者はいたって真剣。勝敗を左右する問題とあって、枝川会長は「自分はボクシ