ANSA通信によると、イタリア総選挙で勝利し、次期首相就任が決まったベルルスコーニ氏は15日、民放テレビとの電話インタビューで、南部ナポリのごみ問題解決への意気込みを見せるため、初閣議をナポリで開くほか、週3日はナポリで執務すると明言した。 同氏は選挙活動中から内閣の活動の場を当面、ローマからナポリに移すと述べており、その公約を確認した形だ。ナポリへの一時的な「遷都」の期間は「ごみ問題解決まで」とし、具体的な期限は述べていない。 ナポリを州都とするカンパーニャ州では昨年来、ごみ処理施設の不足で大量の家庭ごみが路上に放置される騒動が起きている。(共同)