−フェースブック、トゥイッター、ニン……金融危機の衝撃波で「お気楽IT企業」に終焉の危機− まるで夢からさめたかのように、シリコンバレーも突然、経済の崩壊がIT企業へ悪影響を及ぼすことに気がついた。とくに危険なのは、01年のITバブル崩壊後に登場した新興企業だ。 ウェブ2.0と呼ばれるこれらの企業の特徴は、かわい子ぶったロゴと「トゥイッター」「ディグ」「ニン」「ループト」といった変わった響きの名前。無料サイトに何百万という利用者を引きつけ、いつの日か広告収入を得るという、あいまいな発想に基づく薄っぺらなビジネスプランも共通している。 ほとんどが赤字をかかえている。いくつかは1年かそこら生き延びるのに十分な投資資金を調達した。面倒な条件つきでさらに資金を調達できるところもあるかもしれない。だが多くは消え去るだろう。 もう手遅れだ。この2年間で、いくつかの新興企業の株式評価額はとんでも
ここがだめ、と粗探しばかり 中国オリンピックがそろそろ終わろうとしているところだ。今回のオリンピックは、中国の人権問題がかなり大きくクローズアップされたのが1つの特徴だった。当初は、オリンピックによる注目のおかげで、事態が改善するのではという期待もあって、当初のチベット絡みではそんな部分もあった。 だがその一方で、イベントに備えて体裁だけ取り繕おうと焦るあまり、都合の悪いものはとにかく隠してしまえとばかり弾圧と報道規制が強化され、もともと経済発展のおかげで改善しつつあった人権状況がかえって悪化したという批判もある。現状ではまだ報道管制が強く、あまり各種の事件が伝わってはこないが、それでも実情はこの後者に近いようだ。 それはある意味で、人権推進派圧力団体の失敗でもある。メディア受けするパフォーマンスにばかり血道を上げたために、それさえ抑えれば万事OKという反応を生み出してしまった。もち
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