新著『人類の会話のための哲学』で米哲学者リチャード・ローティに現代の光を当てた言語哲学者の朱喜哲さん=大阪市天王寺区で2024年6月27日、村田貴司撮影 2016年、米大統領選でドナルド・トランプ氏が当選した。その18年前、彼のような人物の登場を予言した男がいた。 米哲学者リチャード・ローティ(1931~2007年)だ。 「よりよい社会を営むためにどんな言葉を使うべきか」を考えたローティの仕事は、強い言葉があふれる今、改めて注目されている。 ローティの哲学は、今この時代にどんなヒントを与えてくれるのか。新著『人類の会話のための哲学』(よはく舎)でその思想に現代の光を当てた言語哲学者、朱喜哲(ちゅひちょる)さん(38)に聞いた。 朱喜哲さんにローティの思想を聞きました(全2回の前編) 後編・「人権」は役立たない? ヘイトスピーチ、虐殺…言葉の害悪とは <前編の主な内容> ・人をあおり虐殺も招
![「強い男を探しはじめる」 トランプ現象予言した米哲学者の警告/上 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/880fed1ea7dec5a2dd2540a57d84571e2841cb49/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2024%2F07%2F26%2F20240726k0000m040045000p%2F0c10.jpg%3F1)