憲法九条に反対する人は、それが「GHQから与えられたものだから反対する」という。「外国から与えられたものだから、価値がない」と。「これだと日本はいつまでも敗戦国のままだ」という。
憲法九条に反対する人は、それが「GHQから与えられたものだから反対する」という。「外国から与えられたものだから、価値がない」と。「これだと日本はいつまでも敗戦国のままだ」という。
本連載が扱っている地政学、とりわけ古典地政学の考え方は、きわめて重要であるにもかかわらず、批判を招くことが多い。その見方がシンプルすぎると思われているからだ。 典型的な批判は大きく2つある。 1つは、「地図が示す2次元的なものに発想が拘束される」というものだ。具体的には、「エアパワーが本格化してきた1940年代以降、“ランドパワー vs. シーパワー”という地政学的な構図は時代遅れになっている」という批判だ。 そしてもう1つが、「地政学は国際政治のダイナミックさを考慮に入れていない」というもの。地政学は動きのない「地理」にばかり注目しているので、現代のグローバル化した動きのある国際政治の状況を捉えきれていないのでは?というものだ。 これらの批判にはそれぞれ一理ある。しかし本稿では、古典地政学の視点から、このような批判がやや「的外れ」であることを説明したい。「面」と「線」というキーワードを元
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