漫画絵であるが、絵を描くのが好きだ。絵を描き始めてからもう15年近くになる。そしてここ1、2年でようやく結局のところ絵というのは想像力によって支えられているのだということがわかってきた。デッサンにしろ構図にしろ表現にしろ、みんな基礎は想像力なのだ。 たとえばデッサン。デッサンの良し悪しというのは頭の中にどれだけ精緻な3次元モデルを持っているかによるのだが、その精緻な3次元モデルを頭の中に展開するには相当想像力が豊かでなければならない。頭の中に立方体を思い浮かべたあと同じようにして人間を立体的に想像しようとすると、このことがわかると思う。 構図だって、なんとなくこんな構図の絵を描きたいと思っても、それをより精確に絵として表現するには、なんとなくではなくかっちりとどういう絵にしたいのか想像しなければならない。 表現も、そもそも何を描き表わしたいのかは想像力によるしかない。 絵を描いていて、同じ
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