アフリカのマラウイで1歳の男児デヴィッド君を特別待遇で養子に受け入れたマドンナは、養子抜きでマラウイを後にした。デヴィッド君にはパスポートが無く、出国できなかったからだった。 母親を亡くし、他の兄弟2人がマラリアで死亡していることを恐れた父親のバンダさん(31)は、生後1ヶ月のときにデヴィッド君を孤児院入りさせた。夫ガイ・リッチー監督とともに10月4日にマラウイを訪れたマドンナは、250人いる孤児院のこどもからデヴィッド君を選んだ。 最初はデヴィッド君のためにと養子縁組を受け入れたデヴィッドさんだが、英国のメール紙に対して息子を養子に出したくないと話している。 「私が新しい妻を迎えるようになったら、デヴィッドを孤児院から取り返しに行くつもりでした。養子になることで、教育を身に付け健康に育つと思ったんです。政府の人はこれは国のためなんだ。教育を受けていずれ国に戻って、我々を助けてくれるんだ」