はじめに 最初に書いておくけれど、社長を辞めたのはひとえに僕の能力不足。誰のせいでもないです。じゃぁ、なぜこれを書くかって、後進に対して「ベンチャーの社長とはこういうもの」というのを示すためです。安易に起業をして人生を棒に振らないでね、ということですね。ちょうどさっき、「こうやったら失敗した」というビジネス本がほとんどない、という主旨のつぶやきをツイッターで書いたので、参考までに自分で書いてみます。 社長就任の背景 僕は東工大で修士を取ってから、新卒で三菱総研に就職しました。僕がやりたかったのはバイオの専門家としてのコンサル業務でしたが、残念ながらバイオの仕事はありませんでした。副社長に直談判して理研に出向に出してもらい、約3年間理研のお手伝いをさせていただきましたが、その期間を終えてもバイオの仕事はありませんでした。 #これも、当時は三菱総研のせいだと思っていましたが、単に僕の能力不足で