1月30日に首都圏を中心に上映が開始され、今後徐々に上映地域が拡大されていくという映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を観に行ってきました。 ちゃんと面白い。笑える。とぼけた空気が包み込んでいる。ちょっとエロい。しずる感が半端ない。それでいてちゃんと泣ける。あるいは怒れる。ストーリーに呼び覚まされるように暴力的な衝動に駆られる。総じて、ムダに思えるシーンがぜんぜん無い。 描かれているのシンプルで小さな世界。「CGを駆使した大スケール!」とか「豪華キャストが勢揃い!」とかではありません。登場人物もそう多くない。だからこそポンコツのぼくにもストーリー展開は至極わかりやすかったです。 しかしわかりやすい中にも、不条理、抗いきれない誘惑、取り返しのつかない失敗、ドロドロな人間模様など、心の底から惹きつけられるストーリー展開があって、映画見ながら何度か劣情を催したり、「うぅぅぅぅぅ……」と苦しくうめいた