話が少し前後するのですが、「これだけは書いておかないと」と思うので、今日はその話題を。先週マドリッドへ行った際、どうしても訪れたかった第3の建築、それこそマドリッドが誇る近代建築の至宝、エドゥアルド・トロハが20世紀前半に完成させ、現在も使われ続けているサルスエラ競馬場なんですね。 人間の想像力/創造力の限界に挑んだエドゥアルド・トロハの傑作中の傑作、サルスエラ競馬場については、2年前に実際に訪れる機会があり、その時の体験を交えつつ以前のエントリで詳しく書きました(地中海ブログ:エドゥアルド・トロハ(Eduardo Torroja)の傑作、サルスエラ競馬場)。 その当時、この建築は修復中であり、一般公開は制限されていたという事もあって、ナカナカ訪れる事が困難だったんだけど、そんなトロハの建築が6月下旬から7月下旬の木曜日の真夜中に限って公開されているらしいという情報をキャッチしたのが先月の