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ブックマーク / sessendo.hatenablog.com (1)

  • 『親なるもの 断崖』曽根富美子 - 古本屋の覚え書き

    漫画家協会賞の優秀賞に輝き、曽根富美子の名を不動にした名作を読んだ。長らく絶版になっていたが、やっと復刊された。昭和初期の遊郭が史実に基づいて描かれている。 一度目で挫けた。意を決して再読したが、私の精神力が耐え切れず、飛ばし読みをするのがやっとだった。“地獄”という名の現実が、そこにあった。 貧困が罪であることを思い知らされた。16歳で幕西(まくにし)遊郭に売られた松恵は、着いたその日に客を取らされ、首を吊った。 青森から室蘭へ4人の少女を引き連れた男は言った―― 地球岬(ポロ・チケウ)―― “親である(ポロ)断崖(チケウ)” という意味だ 少しはなれたところに そら あそこが ポン・チケウ “子供である・断崖”だ 死にたくなったら 断崖(ここ)に来い どの土地にも その土に 血をにじませながら 生きた者がいる よく 見ておけ これから おまえたちが 創って いくであろう この土地を

    『親なるもの 断崖』曽根富美子 - 古本屋の覚え書き
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