茅ケ崎市茅ケ崎1丁目付近の国道1号沿いにあるクロマツの切り株が、旧東海道の松並木を伝えるモニュメントとして生まれ変わった。倒木の恐れがあるとして、2009年3月に上部が伐採されていた。20日にお披露目式が行われた。 式典で服部信明市長は「長年、茅ケ崎の街の変化をみてきた貴重なマツ。多くの人にマツがあったことの意味を知ってもらい、大事にしてほしい」と話した。 市文化生涯学習課によると、江戸と京都をつなぐ旧東海道は現在の国道1号とほぼ重なる。湘南地域はもともと砂丘だったため、松並木は、風で砂が街道上に運ばれないようにする機能もあったと考えられるという。 モニュメントになったクロマツは樹齢200年以上で、幹回りが2・5メートル、伐採前の高さは20メートルで、市内の国道1号沿いでは最大のクロマツだったという。国土交通省横浜国道事務所が08年に行った樹木診断で幹の空洞化率が70%以上と分かり、