記事一覧 国賠放置と弁護士提訴 無罪の元市議、請求権消滅 (2012年6月18日午後5時43分) 公選法違反罪に問われ、無罪判決が確定した元高知県南国市議の沢田幸子さん(62)が、国家賠償請求訴訟などの手続きを香川県弁護士会の生田暉雄弁護士(70)に依頼したのに放置され、請求権が時効で消滅したとして、約1700万円の損害賠償を求める訴訟を高知地裁に起こしたことが18日、分かった。提訴は5月30日付。 生田弁護士は「口頭で頼まれたが、正式な依頼を受けたという認識はなかった」としている。 沢田さんは2007年の高知県議選で運動員を買収したとして公選法違反罪で起訴されたが、一、二審で無罪判決を受け、08年12月に確定した。