敵国を探らない国はない。スパイ活動は本来、水面下で静かに激しく行われ、諜報領域は暗黙的な影の地帯と見なされる。ところが最近、米国とその同盟国が中国の諜報活動や関連疑惑を積極的にメディアに公開している理由は何か。 世界各地で中国スパイの脅威が拡大することに対する米国と同盟国の反撃であり、相対的な劣勢による不安感と警戒心の表現という分析がある。簡単にいえば、中国の脅威が急激に強まっているが、これに各国が直面した挑戦に単独で対応するのが難しいため、同盟国が共に行動に出たということだ。 BBCは「西側はその間、中国の挑戦を深刻に考えていなかったため諜報領域でも遅れをとり、中国スパイの脅威にさらに脆弱になった」とし「(最近、西側全域で中国スパイが逮捕されたのは)隠れていた西側と中国間の権力および影響力競争が公開的に出てきているという信号」と分析した。 ナイゼル・インクスター元英国対外情報局(MI6)
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