世界初！アルツハイマー予測へ 日本の研究機関簡単な血液検査だけでアルツハイマー病の症状が出る前にその原因とされる物質を確認できる技術を、世界で初めて日本の研究機関が発表しました。 新たな技術を発表したのは、国立長寿医療研究センターやノーベル賞受賞者の田中耕一さんなどの研究チームです。アルツハイマー病の患者の脳内には「アミロイド」というたんぱく質が多く蓄積されていることが分かっています。研究チームによりますと、田中さんがノーベル賞を受賞した質量分析システムを応用することで、わずかな量の血液検査でアルツハイマー病が発症する前にアミロイドが蓄積され始めているか分かるということです。この技術は世界初です。実用化できれば、将来の発症を予測したり、かなり早い段階から治療を行ったりできる可能性が高まります。
