女だけの街が最近話題だが、女だけの街の問題として差別を取り上げるのはポイントがズレている。女だけの街の論点は、街の内部が全て私有地かどうかという点だけにある。 世界中にあるゲーテッドコミュニティは、塀に囲まれた全ての土地はコミュニティの私有地で、道路も私道だ。だからこそ、立ち入りを禁止できる。仮に道路が公道であった場合、女だけの街を作っても男性の立ち入りを禁止することが法律的にできないので、差別だとかいうこと以前に、女だけの街を実現することが不可能。 女だけの街の発言が荒れたのは「街」という言葉を使ったから。 一般的には街と言えば公道も公園も公共施設も一般の店舗等も全て含むという言葉のイメージがある。そうである以上、女だけの街が欲しいといえば、公道や公共施設を女性だけで独占するという主張だと見なされて荒れるのは当然。コンビニなどの店舗も、目の前にある道路がいきなり男性通行禁止になったら商売
私は高校の頃、苦手なクラスメイトがいて彼を避けていた。 彼は空手の全国大会に出るような運動神経を持ち、人懐っこい感じの性格で、東京大学を志望していて、容姿もそこそこよかった。背も高かった。 入学式が終わって教室に入った人の中で、初めて口を開いたのも彼だった。学級委員長なども積極的に立候補し、10名ほどしかいない進学クラスの中で彼は中心的な存在といえた。 そういう人が私は苦手だった。彼に優しく接される度に、「クラスの落ちこぼれにも優しく接して差し上げているかっこいい俺」のアピールに自分が使われているようで、それが嫌いだった。 クラスが嫌いになり、私は進学クラスでは当時不文律として誰も加入していなかった部活動に入り、彼には「話しかけないでほしい」と勇気を振り絞って言った。 1年の11月くらいだったと思う。 それから教室では孤立したが、部活でできた普通クラスの仲間がいたのでさして問題とは思わなか
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