京都市左京区。京都大学の東側、今出川通のバス停脇に、「私設圖書館」の看板を掲げた民家がある。落ち着いて読書や勉強、思索ができる場所をと、館主の田中厚生さん(72)が妻の園子さんと1973年に開設した。「一人だけど一人ではない」静粛な空間は、時に孤独な受験生らをずっと見守ってきた。聞こえるのはページをめくる音と換気扇の音。そして人の気配。目を上げると「ソフィーの世界」「近現代ヨーロッパの思想」と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く