米サンフランシスコで開催された「Citrix Synergy 2010」で、同社のCEO、マーク・テンプルトン氏に話を聞く機会を得たので、同社の経営戦略を中心にまとめておきたい。 ――マイクロソフトに飲み込まれることなく、同社が持たない技術を提供するパートナーであり続けている秘訣は? テンプルトン氏:独立性を維持するためのキーとなるのは「成長性」と「収益性」だ。成長し続け、収益を上げ続けていれば、企業価値もまた増大していく。そうなれば、簡単に買収されるようなことはなくなるわけだ。 マイクロソフトとのパートナーシップに関していえば、「マイクロソフトが掲げる戦略的な目標への道筋をシトリックスがサポートする」こと、「マイクロソフトにビジネス上の利益をもたらす」ことも重要な要素となっている。この両方が実現していれば、ビジネス上のパートナーシップは良好なものであり続けることができる。 最後に、「良好